一人旅ときいてどんなイメージが浮かびますか？
ひとりに興味あるけど、、寂しくないのかな？
旅先でひとりで何したらいいんだろう？
寂しいか寂しくないかで言うと、、、食事の時は少し寂しいですね（笑）。
でもひとり旅にはそれにも勝る魅力があります。
私はひとり旅歴10年間、15か国を旅してきました。
その経験から、ひとり旅の魅力、メリットデメリットなどを解説します。
この記事を読むと、ひとり旅に対する具体的なイメージを持ちやすくなります。
一人旅が寂しいかは人それぞれ
ツイッターで海外一人旅を楽しむ人たちの緩やかなコミュニティーがあるのですが、その人たちの意見は様々です。
「一人旅はまったく寂しくない！」という人もいれば、「食事の時だけ寂しい」とか、「寂しい瞬間はあるけどそれにも勝る気楽さがある」などです。
私自身は一人ランチが若干寂しいです💦が、人に合わせたり気を使いながら行動するのが苦手なので、常に一人旅を楽しんでいます。
つまり寂しさを感じるのはひとそれぞれで、一人が寂しいとか、寂しいと思われそうで嫌ならだれかを誘って旅をする方がいいと思います。
一人旅のメリット・デメリット
一人旅のメリット
- 時間やスケジュールを自由に決められる
- 誰にも気を使う必要がない
- 地元の人や他の観光客とより深く交流できる
- 旅行という非日常そのものを楽しめる（親睦が目的でなく、旅行そのものが目的）
- 能動的に旅を楽しめる人にとっては刺激的で得るものが大きい
一人旅のデメリット
- チケットの手配や現地の移動などすべて自分でやる必要がある
- 食事の時など寂しさを感じる
- 荷物を見ていてくれる人がいないので、常に全ての荷物を持って移動
- 困ったときに相談できる人がいない
- 一人だと何をしていいかわからない
一人旅を楽しむには、計画から全ての手配を自分でやり、現地でも自分で考えて行動し、好奇心をもって旅の全てのことがらについて楽しもうとする気持ちが必要になります。
つまり受動的ではなく能動的に旅を楽しもうとする姿勢がないと、一人旅は楽しめないと思います。
一人旅と団体ツアーの違い
団体ツアーに参加すれば全ておまけせパッケージ。
チケット、ホテル、移動手段、立ち寄り場所まですべて決められているので楽ではありますが、自由度はあまりありません。
お決まりの観光名所を巡って、旅行会社が契約したレストランやお土産屋に立ち寄って、決められた時間が来たら終了。
一方個人旅行は計画からチケットの手配、現地での行動まですべて自由です。
友達の顔色を見て行動するような気づかいは一切なしです。何か困ったことがあった時に相談できる友達はいないですが、他の旅行者やBNBのホストなどに相談できる勇気や行動力が身につくのも一人旅のメリットです。
お一人様料金は必ずしも高くない
パッケージツアーやオプショナルツアーの料金を見ると、おひとり様追加料金というのをよく目にします。その為一人旅だと料金が高くなるイメージがあるかも知れません。
しかしこれはパッケージツアーやオプショナルツアーに一人で参加した場合のことです。
自分で一から下調べをし、旅の計画を立てて、格安のチケットを入手した場合、通常よりもずっとお得に、しかも時間を節約した旅をすることは可能です。
例えばパッケージツアーには、必要のないデモンストレーションの見学が含まれていたり、遠回りしてお土産屋さんに立ち寄ったり、観光バスの料金が含まれていたりします。
実際はそれら全部を省いて、地下鉄で目的地まで行ってカフェでコーヒーを飲んで過ごせば数百円で済む場合が多いのです。
出会いは最大の魅力
フレンツェでの出会い
外は雨だし店の雰囲気がとてもよかったので、ゆっくりするつもりでラザニアと赤ワインを頼みました。
店内にはカップルが1組と家族づれが1組いました。
しばらくすると品のいい白人の老夫婦が私の隣の席に案内されてきました。
はっきりそれとわかるイギリス英語で会話しながら、時々チラッと私の方を見ます。
（こういう場合アジア人の私に対して露骨に嫌悪感を示す人もいるのですが、この老夫婦は私が英語を話すだろうかと値踏みしているようでした）
私がにっこり微笑みかけると、「どこから来たの？」「何食べてるの？」「近くに泊まってるの？」「フィレンツェは初めて？」などとどんどん質問してきます。
私の方も嬉しくなって、「お二人はよく旅行されるんですか？」「Airbnbって使ったことありますか？」「夫婦関係を長年うまく保つ秘訣ってなんですか？」などなどたくさん質問をさせてもらい、小一時間ほど楽しく過ごしました。
もしグループで旅行していたら、こんな風に話しかけられるとこはなかったでしょう。
一期一会だからこそ話が弾むということはあるものです。
トルコでの出会い
奇岩で有名なトルコのカッパドキアを訪れた時です。
私の参加したガイド付きのツアーグループ（カッパドキアでは個人行動は出来ず、必ずツアーに参加する）に、イスラム風の格好をした若い女性が一人で参加していました。
彼女は他のグループメンバーから少し離れて一人で後ろをついてきます。
私もわざとゆっくり歩いて彼女の隣を歩き、「頭のスカーフ素敵だね、どこから来たの？」と話しかけました。
彼女は東南アジアにあるブルネイという国から一人で来ていたのですが、私も、グループの他のメンバーも誰一人ブルネイという国の存在を知りませんでした。
googleでブルネイのことを調べ、同じアジア出身ということで意気投合。
お互いの国の文化の違いなど話すうち、彼女や彼女の国に対してどんどん興味が湧き、今度必ずブルネイを訪れるから、その時は案内してねと約束して別れました。
そして2020年、約束通り彼女を訪ねてブルネイへ渡航するとになります。
彼女との友情はその後も続いています。
このように一つの旅での出会いが次の旅の始まりになることもあります。
家族や友達と旅行をしていたら、きっとここまで他の旅行者と関わることはないでしょう。
“出会い“は一人旅の大切なファクターです。
一人旅は誰にも気を遣わずに自由に旅を楽しめる反面、寂しさや心細さは否めません。
まとめ
この記事では私の10年間の一人旅の経験から、一人旅のメリットデメリットや、一人旅と団体旅行の違いなどをまとめて解説してきました。
一人旅で「寂しい」と思う瞬間は確かにあります。
でもその気持ち事態は健全なものだと思います。
寂しいからこそ家族や友達をもっと大切に思える。
常に誰かとつながっていないと不安で仕方ないという方が不健全ではないでしょうか？
一人旅の最大の魅力は「出会い」。現地の人や他の旅行者との交流は何物にも代えがたい旅の宝物です。
是非みなさんも、勇気を出して一人旅始めてみませんか？
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