海外一人旅に興味あるけどやっぱり心配なのは安全面だよね
防犯対策とかはしっかり知っておきたいな
海外旅行、特に海外ひとり旅をしようと思うなら、まずは安全面が一番気になりますよね。
海外ひとり旅歴10年以上の私ですが、今までに身の危険を感じるようなことはなかったものの、ぼったくりには何度もあってきましたし、恋愛詐欺めいたことに巻き込まれそうになったこともあります。
日本人は平和慣れしすぎてしまっているため、電車で寝たり、カバンのファスナーは開けっ放し、バッグは床に置く、人の話を信じやすいなど、海外の人から見たら隙だらけなのです。
海外だからと言って無駄に怖がる必要はありませんが、危険から貴重品や自分自身を守るためには正しい防犯対策を知ることが必要です。
この記事を読めば海外での基本的な防犯対策がわかり、旅をより安心して楽しむ方法がわかりますよ。
初めてのひとり旅 海外旅行の基本
パスポートの取得
一人旅に限らず、海外へ渡航する際には必ずパスポートを提示しなければなりません。
海外において、パスポートは自分の国籍や身分を証明するものですから大切に扱わなくてはなりません。
万一紛失や盗難にあった時のために、パスポートナンバーを写メしておくのもいい考えだと思います。
パスポートは自分の住民票のある都道府県のパスポートセンターで申請することができます。
パスポートには有効期限5年のものと10年のものがあり、申請する際の手続きにかかる金額も違います。
申請から発行されるまで2週間程度かかりますので、旅行の日程に間に合うよう早めに申請するようにします。
航空券の予約
パスポートが用意できたら、次に航空券の予約をします。
10年位前までは、航空券の予約は旅行会社の窓口で申し込むのが普通でした。
今でもネット予約が苦手なシニア層の方は、旅行会社にお任せするケースが多いかと思いますが、実はこれ、人件費や手数料が上乗せされてしまうのでネット予約より高くついてしまうのです。
ネットで検索すれば、たくさんの航空券の中から好みの料金、日にちや時間帯の便を見つけることができます。
私のおすすめはSKY SCANNERという航空券検索サイトです。
世界中の航空会社が発行する航空券を安い順に検索することができます。
宿の予約
航空券の予約ができたら、宿を予約しましょう。
宿の種類には以下のようなものがあります。
- ホテル
- ホステル
- ゲストハウス
- ドミトリー
- 民泊(Air bnb)
ざっくりとした言い方をすれば、ホテル以外の宿泊施設は「安全性」よりも「低料金」や「宿泊客同士の交流」をメインにしていることが多いです。
女性で初めての海外ひとり旅であれば、まずはホテルに宿泊することをおすすめします。
予約の際はホテルの立地にも注意してください。
繁華街に面したホテルは酔っ払いが多く危険だったり騒音が気になったりしますし、裏路地に面したホテルも街灯が少なかったりして怖いです。
WiFiとSIMカード
海外へ行く際は普段国内で使っているスマホをそのまま使うことができません。
電波を受信することができないからです。
海外へはレンタルWiFiを借りて持っていくか、SIMカードを購入して挿入するかのどちらかになります。
海外での安全対策
事前に治安をよく調べる
安全に旅行するなら治安のいい国に行くのが近道です。
トラベルコが2021年秋に発表した日本人に人気の観光都市ベスト10には、日本人になじみのある、治安がよくて女性一人旅にもぴったりな国々がランクインしています。
ただ、治安のいい国であっても地区や路地によっては危険な場所も多くあります。
現地の治安をネットなどを使ってよく調べ、危険な場所には近づかないようにしましょう。
1位 台北/台湾
2位 グアム
3位 ソウル/韓国
4位 ホノルル/ハワイ
5位 バンコク/タイ
6位 バリ島/インドネシア
7位 セブ/フィリピン
8位 シンガポール
9位 上海/中国
10位 ダナン/ベトナム
目立たない服装にする
私は常に海外ではシンプルなパンツスタイルで歩きやすい靴と決めています。
海外で日本人旅行者を見かけると大抵旅行用におしゃれをしていることが多いですが、服装は目立たないもの、アクセサリーやネイルはできればない方が好ましいです。
スリ、詐欺、ぼったくり、強盗などは観光客を狙っています。
おしゃれな格好をしていれば「私は観光客です」と言っているようなものです。
特に「ネイルをしているのは日本人」と広く知られているため、犯罪のターゲットになりやすいです。
ショルダーバッグを斜め掛けで前に持つ
海外旅行のカバンなら、おすすめはファスナー付きの小さめのショルダーバッグ一択です。
肩から斜め掛けして体の前に来るようにし、片手を常にファスナーに置いておきます。
レストランなどに入った時でも背もたれにかけたり下に置いたりせず、肩にかけたまま膝の上に置きます。
お財布バッグは「これが財布です!」とアピールしているようなものなので避けた方がいいと思います。
バックパックはもっともスリにあいやすいので絶対にやめましょう。
現金・カードは分けて持つ
盗難のリスクを避けるため、現金やクレジットカードは必ず分散させましょう。
私は財布を3つに分け、以下のように保管しています。
- その日必要な現金、クレジットカード数枚
ショルダーバッグに入れて持ち歩く - 旅行中、現地で使う現金
鍵付きスーツケースの中か、宿のセキュリティーボックス - 帰国後に使う日本円
鍵付きスーツケースの中か、宿のセキュリティーボックス
最近ツイッターで、「ドミトリー型の宿泊施設に泊まって鍵のついていないバックパックに現金を入れておいたら盗まれた」という投稿を読みましたが、残念ですがこれは盗まれて当たり前です。
スキミングに注意
スキミングとは他人のクレジットカードやデビットカード、キャッシュカードから情報を不正に抜き取る犯罪です。
抜き取った情報を基にして作られた偽造カードで不正に買い物などをされ、思わぬ高額請求がきて気がつくという場合が多いです。
クレジットカードは磁気ストライプ型よりもICチップ搭載のタイプの方がスキミングに遭いにくいと言われています。
会計の際はカードから目を離さないようにし、暗証番号も他人に見えないようガードするようにしましょう。
万が一スキミング被害に遭った場合でも、損害が補償される可能性があるのでカード会社に問い合わせましょう。
スマホをテーブルに置かない
カフェなどに入った時、何気なくスマホをテーブルの上に置くというのは日常よくあることだと思います。
ですがこれは治安のいい日本だからできることで、海外では禁物です。
食事をしたりお茶を飲んだりして目を離したすきに、さっと盗まれてしまいます。
目をそらさせるためにわざと話しかけてきたり、テーブルの近くに物を落としたり、写真を撮ってほしいなどと言ってくる場合もあります。
食事などの際も、財布やスマホはバッグの中に入れてファスナーを閉め、バッグの肩紐を斜め掛けにしたまま膝の上に置きましょう。
ぼったくりに注意
海外でぼったくりに会うのを完全に防ぐことはできないので仕方がないのですが、あわないように気をつけることはできます。
タクシーよりも電車やバスを利用するようにし、タクシーに乗る際はメーター制かどうかを確かめます。
買い物をする際は現地の値段を必ず円に換算して確認するようにしましょう。
現地通貨をよく知らない外国人向けに、10倍の値段をつけている場合があります。
例えば500円のお菓子に5000円の値段がついていて、よくわからずに買ってしまうなどです。
愛想よく近づいてくる人に注意
愛想よく近づいてくる人、特に無料で観光案内を申し出るような人はほぼ間違いなく詐欺や物売りです。
私自身も経験があるのですが、暇だからこの辺を案内してあげるなどと無料ガイドを装い、結局自分の土産物店へ連れていって商品を売りつけるパターンです。
他にも「かわいいね、好きだよ」などと口説き文句を言って恋愛感情を抱かせてお金を巻き上げる恋愛詐欺も、人を信じやすい日本人が特にターゲットになりやすいです。
深夜の一人歩きはしない
治安のいい国であっても地区や通りによっては危険な場所もあります。
何時までなら一人で出歩いてOKというようなことは言えないのですが、おおむね夜9時か遅くとも10時くらいにはホテルに戻った方が安心です。
夜景やナイトスポットがすばらしい街の場合は個人ガイドを雇うのもありかと思います。
襲われたら抵抗せず財布を置いて逃げる
もし万が一強盗に襲われたような場合、抵抗せずに財布やカバンを渡してとにかく逃げることが最優先にしましょう。
抵抗したり、追いかけたりしてしまうとさらに危険な目にあう可能性があります。
何よりも自分の命を守ることに徹しましょう。
もしもの為の持ち物
小ぶりなショルダーバッグ
旅行中の手荷物は、ファスナー付きの小ぶりなショルダーバッグがもっともおすすめです。
貴重品とペットボトルが入るくらいの大きさのバッグで、肩から斜め掛けして体の前に来るように持ちます。
歩くときは片手を常にファスナーにかけておけば、ファスナーを開けて物を取られる心配がありません。
カフェなどで座る時も肩紐はかけたまま、バッグは必ず膝の上に置いておきます。
バッグを足元に置いたり背もたれに引っ掛けるのは、盗まれる可能性が高いです。
パスポートのコピー、現地大使館の番号
パスポートは海外における自分の身分証明書です。
必ず肌身離さず持ち歩くのはもちろんなのですが、万一盗まれたときの時のためにパスポート番号のコピーを別に持っておくようにしましょう。
身分を証明する手掛かりになります。
また、旅行先の日本大使館の電話番号も控えておくと、万一の事故や事件に巻き込まれた場合に助けを求めることができて安心です。
海外旅行保険
以前は入らない人も多かった海外旅行保険ですが、コロナ禍になってからは重要性が増しています。
海外でコロナにかかってしまい、入院や治療の費用が高くて大変だったという話も聞きました。
最近では海外旅行保険を入国の必須条件としている国もあるようです。
エポスカードや楽天カードなど、海外旅行保険が無料で付帯しているクレジットカードもありますので、検討してみるのもいいと思います。
まとめ
旅慣れた人でもスリやぼったくり、盗難にあう可能性は十分にあります。
まして女性のひとり旅ともなればリスクはさらに高まります。
日本人は平和慣れしすぎてしまっているため、電車で寝たり、カバンのファスナーは開けっ放し、バッグは床に置く、人の話を信じやすいなど、海外の人から見たら隙だらけなのです。
海外旅行を楽しく有意義なものにするために、以下の安全対策をしっかりして自分の身は自分で守る意識を持ってくださいね。
- 海外での安全対策
- 事前に治安をよく調べる
- 目立たない服装を心掛ける
- ショルダーバッグを斜め掛けで前に持つ
- 現金・カードは分けて持つ
- スキミングに注意
- スマホをテーブルに置かない
- ぼったくりに注意
- 愛想よく近づいてくる人に注意
- 深夜の一人歩きはしない
- 襲われたら抵抗せず財布を置いて逃げる
- もしもの為の持ち物
- 小ぶりなショルダーバッグ
- パスポートのコピー、現地大使館の番号
- 海外旅行保険
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