海外へのひとり旅を躊躇している方で、「英語に自信がないから」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
例えば何か聞きたいことがある時や、外国人に突然話しかけられた時。
カタコト程度の英語でも、話せれば不安も少なくなり旅の楽しさがグンと広がります。
私は36歳から英語のやり直しを始め、オンライン英会話スクールやイギリスへの短期留学、無料コンテンツを使った一人学習などを経て日常会話ができるくらいのレベルにまでなりました。
何歳からでも、やる気があれば英語を習得することはできます。
英語は言ってみればピアノの弾き方やバスケのシュートのようなもので、理解するのではなく練習するものです。
時間をかけてコツコツ練習すれば、誰でも必ず話せるようになります。
このカテゴリーでは私の経験に基づいた、簡単で役に立つ旅行英語やおすすめの勉強法、大人の留学体験などをご紹介しています。
初心者でも使える旅行英語
何か聞きたいことがある時や頼みごとがある時に、必要な一言を英語で言えたらいいですよね。
格安航空会社のLCCでは、日本人アテンダントが搭乗していない場合も多いです。
例えば「寒いから毛布を借りたい」「何か飲み物を買いたい」などの時。
「ブランケット?」「コーヒー?」と言っても相手は何とか察してくれると思いますが、単語だけでなく短い文章で言えるとやり取りがぐっとスムーズになります。
旅行で頻繁に使われる英語フレーズは決まったものがいくつかありますので、それをまるっと覚えてしまうのが楽です。
旅行先のシチュエーションごとに簡単で役立つ一言英語を例文でご紹介していますので、ぜひ練習してみてください。
おすすめ英語勉強法
英語を話すには練習が必要
英語教材は巷にあふれていますが、英語を話せる日本人の数は増えていません。
なぜでしょう?
それは「圧倒的に練習量が足りないから」です。
文法を暗記したり、穴埋め問題をやったりしても決して話せるようにはなりません。
「聞く練習」と「話す練習」を、毎日毎日やり続けるのです。
そうすると、驚くほどすんなりと英語が頭に入ってくる日がきます。
聞いた言葉がそのまま口から出てくる日がきます。
英語は何より続けることが大切。
冒頭にも書いた通り、ピアノの練習をするように、バスケのシュート練習をするように、英語の練習をするのです。
ミドルエイジの私にもできました。
やる気があれば、誰にでもできます。
高い教材を買わなくても、わざわざ留学をしなくても、時間をかけて練習すれば必ず話せるようになります。
おすすめ無料英語学習ツール
英会話のレッスンを週一で受けていたとしても、それ以外の日に練習を全くしないのでは英語力を向上させることはできません。
かといって毎日レッスンを受けるとなると相当なお金がかかります。
でもご心配なく。
無料で英語の学習ができるツールはたくさんあります。
英語力アップにはお金をかけるより時間をかけるのが大切です。
インプット(聞くコンテンツ)としておすすめなのは
- Pod Cast(無料でダウンロードできる音声コンテンツ)
- YouTubeの英語チャンネル
無料で聞き放題ですから使わない手はないですよね。
同じ無料のコンテンツでも、テレビドラマや洋楽は聞き取りにくいし正しく発音されていないことが多いのであまりおすすめしません。
アウトプット(発声のためのコンテンツ)におすすめなのは
- 英語の本を使った音読
- オンライン英会話アプリ
オンライン英会話アプリには、アプリを通じて話し相手を見つけられるものがありますのでぜひ探してみてください。
話し相手がいれば続けるモチベーションにもつながります。
40代での留学体験
10代と40代の留学の違い
10代でも40代でも語学を学ぶということに変わりはないのですが、やはり年齢による違いはあります。
まず期間です。
大人の留学でも、半年以上の長期で行けるのであれば意味はあると思います。
私は40歳の時にイギリスへ2週間の短期留学をしました。
主婦の私にとって長期に家を離れることはできなかったため、最短のものを選んだのでした。
結論をいいますと、語学留学で2週間というのはほとんど意味がありません。
学校や生活の様子がわかる「体験」としてはいいですが、語学の向上は見込めません。
(それを承知で行ったので結果は満足しています)
学生であれば、半年か一年もしくはそれ以上休学して行くのでしょうが、大人になると長期で仕事を休む、あるいは仕事を辞めてまで留学するというのは厳しいかも知れません。
期間が短いのであれば、留学ではなく旅行として行った方が費用対効果は断然いいと思います。
もう一つはジェネレーションギャップです。
世界中から集まる留学生たちのほとんどは10代から20代の若者です。
40代、50代ともなれば彼らの母親の世代。
馴染むのにも多少時間がかかりますし、常に一緒にいるような友達なんてできません。
でも「常に友達と一緒にいて英語漬けになる」からこそ、語学留学の意味があるのです。
そういう意味では、留学は大人になってからより若いうちに行っておいた方がいいことは間違いないと思います。
留学のメリット・デメリット
学生であれ大人であれ、留学にはメリットとデメリットがあると思います。
メリットは
- 英語が上達する
- 外国人の友達ができる
- 世界(視野)が広がる
- 自分に自信が持てる
デメリットは
- 留学が仕事やキャリアに直接結びつくわけではない
- 周りにネガティブなことを言われる
- お金がかかる
欧米では日本よりはるかに留学が奨励されています。
それは語学の習得だけでなく、多様な人種や宗教的背景を持つ人々と交流することで視野を広げ、人格形成や考え方の確立を図るためです。
日本人はやや目先のメリットやデメリットを考えすぎる傾向があるように思います。
40代の留学 よかったこと
語学の鍛錬には短すぎる滞在期間ではありましたが、他では得られない貴重な経験ができました。
昼間は世界各地からの留学生と交流し、彼らの社会的背景や考え方を知ることができました。
放課後街を歩けば、中東やインド、アフリカなどからの移民や旅行者がどのようにイギリス社会に受け入れられているのかを見ることもできました。
年齢や性別による縛りがない代わりに、宗教や肌の色というフィルターを通してみられる世界。
日本人の私にとっては新鮮で刺激的なことの連続でした。
「主婦が、大金をかけてわざわざ留学することに何の意味があるの?」という問いは常にあると思います。
一方で、「食べて、寝て、仕事をこなせば意味のある人生か?」という問いもまたあると思います。
私自身は、行けるタイミングで行くことができて本当に良かったと思っていますし、大人の留学体験をその後の人生に活かすかどうかはその人次第だと思います。
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