コロナ後を見据えて各国が観光旅行を再開する動きを見せています。
楽しみですね!
とはいえコロナ感染予防策も、国間の違いはあっても引き続き行われています。
出国や帰国の際の手続きは前と違うの?
必要書類とか検査とかは必要?
海外旅行に際して、ワクチン証明書、陰性証明書、帰国後の隔離など、コロナ前にはなかった手続きが増えたため、必要書類をそろえていないと予定の便に搭乗できなかったり帰国できないということにもなりかねません。
この記事では、2022年7月にコロナ後初の海外旅行(ベトナム)をしてきた筆者が用意、経験した必要書類・手続きについて書いています。
この記事を読めば現時点での旅行に用意すべき事柄がわかり、旅をより安全・スムーズに楽しむ方法がわかります。状況は刻々と変化していますので、渡航の際は最新の情報を入手するようにしてください。
出国の際に必要な書類・手続き
パスポート(有効期間が6か月以上)
パスポートは世界で通用する身分証明書。
入出国の際はもちろん、旅行中の身分証明書としても重要な書類です。
コロナ禍でしばらく使っていなかったので、有効期間が切れていないか見ておくべきです。
渡航先によって必要な有効期間が違うのですが、今回私の行くベトナムは有効期間が6か月以上残っていないと入国ができません。
申請から発行まで2週間程度はかかりますから、有効期限間近だったり持っていない場合は旅行に間に合うよう早めに申請する必要があります。
査証(入国ビザ)
世界最強と言われる日本のパスポートなら世界の多くの国へビザなしで渡航できますが、一部の国へは事前のビザ申請が必要です。
例えばお隣の韓国へはビザがないと入国できません。
現在ベトナムは日本人の入国に関しては15日未満の滞在であれば査証を求めないとしています。
航空と座席指定・荷物預け入れ
インターネットまたは旅行会社の窓口で旅行を予約した際、発行されるのがEチケットと呼ばれる予約票です。
このEチケットを持って旅行当日空港へ行き、自動チェックイン機や空港カウンターでチェックインすると、航空券が発券されます。
ヨーロッパの方では、コロナ禍の2年間で旅行関係者が大量解雇・廃業に追い込まれた中で、急激な旅行需要の増加についていけずダブルブッキングやフライトのキャンセル、荷物の受取遅延など混乱が起きているようです。
このようなトラブルに巻き込まれた場合でも、航空券の購入だけでなく座席の指定と荷物のチェックインも事前にオンラインで済ませておけば、まず間違いなく希望の便に搭乗できます。
海外旅行保険証明書
今まで任意であった海外旅行保険ですが、万が一コロナに罹患したときのために海外旅行保険証明書を渡航の際の提出書類としている国があります。
ベトナムもその国のひとつ。
ちなみにエポスカードや楽天カードに自動付帯している海外旅行保険は、カードの種類や旅行の種類により保険適用外になる場合があるので確認が必要です。
(現在旅行を終えて帰国していますが、一度も保険証明書の提出は求められませんでした。万一のために入っておくに越したことはありませんが)
外務省たびレジ登録
たびレジとは、外務省から最新の安全情報を受信できるサービスのことです。
メリットは以下の2点。
- 旅先での安全情報を入手できる
- 現地で事件や事故に巻き込まれても素早く支援が受けられる
旅行の日程や渡航先などを登録してラインのお友達追加をすると、情報が受け取れます。
コロナの他にも、国際情勢も不安なご時世ですから、登録しておいた方がよさそうですね。
日本帰国の際に必要な書類・手続き
ワクチン証明書(任意)
3回目のワクチン接種証明書があると、日本に帰国した際の隔離が免除になります。
証明書の発行は、住んでいる市町村に申請して書面で受け取るものと、デジタル庁が発行する電子証明書の2種類があります。
内容は同じで、特別な理由がなければわざわざ書面を申請する必要はないと思われます。
私の帰国の際も電子証明書で何の問題もありませんでした。
デジタル庁:新型コロナワクチン接種証明書アプリ
https://www.digital.go.jp/policies/posts/vaccinecert
なお、ワクチンの接種は任意です。
3回目のワクチンを接種していない場合は、帰国後1日から数日の隔離が必要になります。
陰性証明書
2022年6月現在、海外のどの国から日本へ入国、帰国する際でも、渡航72時間以内の陰性証明書の提出が必要です。
証明書を提示できない場合は帰国便への搭乗を拒否されます。
日本の厚労省が発行しているものと、渡航先の国が発行しているもの、どちらにしても日本語か英語で書かれている必要があります。
紙である必要はなく、電子証明書で問題ありません。
厚生労働省:新型コロナウイルス陰性証明書
https://www.mhlw.go.jp/content/000799426.pdf
こちらは私がホーチミン市内でPCR検査をして取得した陰性証明書で、ベトナム様式のものです。
ホーチミン市内にはPCR検査を受けられる医療機関がたくさんあり、希望すればホテルへ来てもらうこともできます。
パスポートを提示したあと、鼻腔ぬぐいの方法で検査しました。
結果は8時間後に自分のスマホへ送られてきます。
日本式の証明書も紙で持参していたのですが、それだと別料金と言われました。
帰国時にはベトナム様式で問題ありませんでした。
MySOS登録
入国時の検疫手続きを簡略化するためのシステム「ファストトラック」を利用するためのアプリです。
帰国前にダウンロードして、アプリ内の指示に従って登録を済ませます。
MySOSアプリ
https://mysosp.page.link/sfY2kRrviv4t4eFy7
①から入って、アプリ内の指示に従い
- 質問票WEB
- 誓約書
- ワクチン接種証明書
- 出国前72時間以内の検査証明書
の4つの項目を登録します。
登録が進むと③の項目が埋まっていきます。
入力からしばらくするとセンターでの登録内容の確認が完了し、アプリ画面が赤から緑または青に変わります。
ここまでの一連の手続きを帰国予定日時の6時間前までに申請していれば、入国までに審査が完了します。
手続きは簡単ですし、やっておくと日本入国が非常にスムーズですので是非やっておかれることをおすすめします。
ファストトラック登録
日本入国前に検疫手続きの一部をアプリ上で行うことにより、入国後の待ち時間を短縮するシステムです。検疫手続きのファストパスですね。
ファストトラックは成田空港、羽田空港、中部国際空港、関西空港、福岡空港から入国する方が利用できます。
利用方法
① MySOS内のアプリの指示に従って、
- 質問票
- 誓約書
- ワクチン接種証明書(「有・無」を選択)
- 出国前72時間以内の検査証明書
を登録。
② 画面が緑または青色に変わったMySOSアプリを検疫手続きの際に提示します。
③ 検疫官の指示に従い、青色画面からQRコード画面に移り提示します。
以上で検疫は終了です。
お疲れさまでした!
私の帰国の際は旅行者がほぼゼロだったせいもあり、待ち時間なしで非常にスムーズに進みました。
以上で手続きは全て終了で、ワクチン3回接種済みでしたので帰国後の隔離なしでまっすぐ帰宅しました!
まとめ
コロナ前よりやや複雑化した出入国の手続き。
コロナウイルス感染拡大防止のため、各種証明書の提出が必要になっています。
知らないと、予定していた便に搭乗できなかったり、帰国ができないという可能性も出てきます。
2022年7月現在のベトナム行きで用意・手続きしたものは以下のようになっています。
出国の際に必要な書類・手続き
- パスポート(有効期間が6か月以上)
- 査証(入国ビザ)
- 航空チケット
- 海外旅行保険証明書
- 外務省たびレジ登録
日本帰国の際に必要な書類・手続き
- ワクチン証明書(任意)
- 陰性証明書
- MySOS登録
- ファストトラック登録
手続きは簡単で、これらをしておけば入国が非常にスムーズになりますので是非登録をおすすめします!
ホーチミンへの格安旅行については以下の記事に書いています。
雨期こそおすすめ!ホーチミンに格安で旅する方法!
コメント