西洋と東洋の文化をあわせ持つ、エキゾチックな魅惑の国「トルコ」。
古代ローマ時代の遺跡やダイナミックなランドスケープ、世界3大美食のひとつと言われるトルコ料理など魅力が満載です。
ひとり旅歴10年以上の私が、今まで訪れた15か国で一番好きな国です。
ドラマで知ったんだけど、トルコってどんなところなの?
実際に旅行した人の記事が読みたい!
この記事はそんな方に向けて、観光地の紹介だけではないトルコの魅力を書います。
この記事を読むと、トルコをますます身近に感じることができるようになります。
まずは海峡を挟んでヨーロッパ側に位置しているトルコ最大の都市イスタンブール編です。
(写真の無断転載禁止)
イスタンブール観光おすすめ
世界遺産に登録されたイスタンブール歴史地区は観光スポットが集中しているので、徒歩やトラムを利用して効率的に観光することができます。
タクシム広場
アタチュルク国際空港からイスタンブール市内タクシム広場へは高速シャトルバスを使って約90分。
ここを起点として観光を始めます。
空港と市内を結ぶ交通はいくつかありますが、シャトルバスが一番安いです。
思っていたより近代的で立派なバスでびっくりしました。
現金は不可で乗車時にスイカのようなチャージ式のイスタンブールカードを買い、滞在中もずっと使います。
イスタンブールカードは市内のほとんどの交通(トラム、地下鉄、バス)で使えます。
ベイオール イスティクラル通り
タクシム広場から放射線状に延びた通りの一本がこのイスティクラル通りです。
このエリアはベイオールと呼ばれ、レトロなヨーロッパの街といった雰囲気のおしゃれなショッピングエリアです。
レトロな赤いトラムは今も現役で走っています。かわいいですね!
ZARAなどおなじみのショップもありました。
私はこの通りに近いBNBに泊まったので、滞在中は毎朝ここを通って市内観光に出かけていました。
治安にはまったく不安はなく、渋谷でお買い物しているのと変わらない感じでした。
外国人観光客もたくさんいますし、洋服など売られているものも比較的安めです。
ストリートミュージシャンがいたり、大道芸をやっていたり、焼き栗やトウモロコシのスタンドがあったりと、何度通ってもたのしい通りでした。
ガラタ塔
イスティクラル通りからガラタ塔までは徒歩で行くことができます。
イスタンブールを一望できる展望台が大人気の観光スポットです。
周りはおしゃれなカフェやトルコアイス屋さんなどが並んでいます。
早速塔に上って見みましょう!
展望台からの景色がこちら。
ガラタ塔自体が小高い丘の上に立っているため、はるか遠くまで雄大な景色を眺めることができます。
金角湾そしてヨーロッパとアジアを分けるボスポラス海峡を望むことができます。
ガラタ橋
ガラタ塔から徒歩で坂を下ってくるとガラタ橋につきます。
私はここからの景色が大好きで、2週間の滞在中なんども足を運びました。
海、船、モスク、カモメ、行き交う人びとすべてが美しくて何時間でも見ていられました。
ガラタ橋は2重構造になっていて、上は人や車が通り、下はレストラン街になっています。
橋の上からはのんびりと釣り糸を垂らす人たちがたくさんいました。
ガラタ橋のレストラン
レストランの横を通っていくとパワフルな客引きに会います。
ここに限りませんが、トルコ人はとにかく気さくにどんどん声をかけてきます。
断る時は遠慮なく、きっぱりと断りましょう!
レストランのひとつに入ってケバブを頼みました。
ドリンクとセットで2500円くらい。
有名観光地なのでお値段はちょっとお高目です。
ケバブと一言でいっても色々種類があって、串に刺さったもの、ピタパンにはさんだもの、野菜と一緒に焼いたものなど様々です。
ジュースは基本、生絞りジュース。めちゃくちゃおいしいです。
日本とは違いますね。
ちなみにイスラム教国家のトルコでは表向きには酒類の提供はできないことになっていますが、実際は置いているところもあります。
もしお酒を飲みたい場合は、レストランに入る時に ”Do you have alcohol?” (お酒置いてますか?)と聞きましょう。
レストランの店員同士がおしゃべりをしながらシーシャと呼ばれる水たばこを吸い始めました。
中東からアフリカではごく普通に楽しまれているシーシャ。
レモンやミントなどのフレーバーを楽しむのだそうです。
ガラタ橋からの夕日がこちら。
遠くに夕日に照らされたモスクが浮かび上がってうっとりするような光景でした。
この写真を撮りたくて何時間も粘りました(笑)。
グランバザール エジプシャンバザール
ガラタ橋から徒歩10分ほどでエジプシャンバザールにつきます。
食器や宝飾品、ランプ、スカーフ、絨毯の他に、ドライフルーツやナッツ、スパイスなどの食材を売るお店が多く、いかにも中東に来たという気分が盛り上がります。
エジプシャンバザールはグランバザールより規模は小さめですが、コンパクトで買い物しやすい気がしました。
お値段は観光客価格でかなり高めになっています。
カッパドキアなど地方都市へ行けば、同じものが半額から1/3で売られています。
トルコ人はぐいぐい接客してきますので買わないならはっきりと断りましょう。
日本語を流ちょうに話す人もいてびっくりします。
アヤソフィア
クライマックスはトルコでもっとも歴史があり有名なモスク、アヤソフィア。
東ローマ帝国時代にキリスト教の大聖堂であったものが、オスマン帝国時代になりイスラム教のモスクへと改築され、博物館として利用されたのち2020年以降再びモスクへと回帰しています。
この場所で日本人などの観光客を狙ったキャッチが横行しているので要注意です。
親しげな笑顔で近づいてきておしゃべりや道案内をしてくれたあと、高額な絨毯をすすめられるパターンです。
私はまんまと引っかかり危うく50万円もする絨毯を買わされそうになりましたが何とか逃げ切りました。
その時の様子は以下の記事に書いています。
【実体験】トルコ旅行 女性一人旅は危険?注意すべき事柄
高額商品をすすめられても断る自信のある方以外は絶対についていかないでください。
アヤソフィアの中に入ってきました。
高さ55mもある巨大なドーム建築。圧巻の美しさです。
現在でもところどころキリスト教のモザイク画がみられるところもあり、数奇な運命をたどってきたアヤソフィアの歴史を垣間見ることができます。
一つのモスクの中でイスラム芸術とキリスト教のモザイク画が両方存在している稀有な例です。
イスタンブールへ行ったら必ずお立ち寄りください。
トルコ旅行については以下の記事も書いています。
まとめ
トルコ旅行記①として、イスタンブール編でした。
今まで旅してきた15か国の中でも最も好きな国がトルコです。
写真を見返すたびにその美しさに感動し、人々の人懐っこい笑顔を思い出します。
歴史の古い国ですから紹介しきれないくらいたくさんの観光スポットがありますし、ごく普通の家や石畳さえも風情があって愛おしい街です。
そんな中でこの記事では
- タクシム広場
- イスティクラル通り
- ガラタ塔
- ガラタ橋
- グランバザール、エジプシャンバザール
- アヤソフィア
を取り上げました。
世界遺産に登録されたイスタンブール歴史地区は狭い範囲に観光スポットが集中していて、徒歩やトラムを使って効率的に観光することができます。
街歩きがとても楽しい街ですので、タクシーではなくぜひゆっくり徒歩で楽しんでみてください。
この記事を読んでトルコに興味を持ってくれる人がひとりでも増えると嬉しいです。
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