ベネチアへはフィレンツェから日帰り旅がおすすめ!

landscape photo of a Venice canal ヨーロッパ旅行記
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多くの映画の舞台としても有名で、アドリア海の貴婦人とも呼ばれる美しい都市ベネチア。
一生に一度は訪れてみたいですよね!

たびこ
たびこ

ベネチアへは直行便は飛んでる?
何泊あれば観光できるかなあ、、


現在日本からベネチアへの直行便は運行されていません。
アムステルダムやパリ、コペンハーゲンなどの経由便でアクセスとなります。

ですが、ベネチアの街は実はとても小さくて、一日あれば十分観光できるうえ、ミラノやフィレンツェから日帰り旅行できる距離にあります。


わざわざ経由便でベネチアのみを観光するよりも、直行便のあるミラノやローマに宿泊し、鉄道を使って日帰り旅をする方が複数の都市を観光できて断然おすすめです

この記事を読むと各都市からのアクセス方法ベネチア観光の楽しみ方がわかります。

ベネチア日帰り旅 行き方

地図で見るとよくわかるのですが、イタリアの有名観光地はそれぞれが鉄道で2時間ほどの距離にあり日帰り旅にちょうどよい位置関係なのです。

黄色い丸で示した都市のうち、日本からの直行便が運行されているのはミラノとローマのみ。
どちらも世界遺産を複数抱えた大都市ですから、まずはこれらの都市に宿泊して観光しましょう。

ミラノからベネチアは日帰りの距離。
ローマからは翌日フィレンツェへ移動して観光&宿泊 ⇒ ベネチア日帰り旅をおすすめします。

ミラノ ⇒ ベネチア日帰り

ミラノ中央駅  ヴェネチア サンタルチア駅

  • 所要時間 約2時間半
  • トレニタリア(国鉄) 普通列車や快速もあり本数が多い
  • イタロ(私鉄)    高速列車のみで一時間に一本ほど

フィレンツェ ⇒ ベネチア日帰り

サンタマリアノヴェッラ駅  ヴェネチア サンタルチア駅

  • 所要時間 約2時間
  • トレニタリア(国鉄) 普通列車や快速もあり本数が多い
  • イタロ(私鉄)    高速列車のみで一時間に一本ほど

水の都ならではの観光

ベネチアはアドリア海の干潟の上に造られた人口の島々

メインランドを上空から見ると、逆S字状に水路が走っているのがわかります。
これがカナルグランデと呼ばれる大きな水路で、船を使って人や物の移動に使われています。

その他にも無数の小さな水路が走っており、人々の生活に水路は切っても切り離せない身近なものになっています。
これが、ベネチアが水の都と呼ばれる理由です

ヴァポレット(水上バス)

観光客に人気の水上バスはヴァポレットと呼ばれ、運河沿いの各エリアやラグーナの島々を結んでいます。
料金は時間制で以下のようになっています。

60分券:€7
1日券 :€20
2日券 : €30

まず徒歩で観光して帰りにヴァポレットを利用、もしくは時間があれば後でラグーナの島々へ行くときに利用するのがおすすめです。

ベネチア名物ゴンドラ

ベネチア独特の手漕ぎ式の船、ゴンドラはロマンティックでカップルなどの観光客に人気です。
料金は30分で1万円ほどと少しお高目。

見るだけでも十分に雰囲気は味わえるので、乗るのはハネムーンや記念日の方におすすめしたいです。

迷路の街を楽しむ

せまい路地と橋

orange and gray stone bridge during daytime
こんなかわいい橋がいくつもかかっている

水の都と言われるベネチアですが、私のおすすめは迷路のような路地を歩くこと。
楽しい発見がいっぱいです。

まずはサンタルチア駅から歩いてサンマルコ広場へ向かいましょう。

ベネチアの街は車の乗り入れが禁止なので道がとにかく細く、人がやっとすれ違えるくらいです。
たくさんの曲がり角や橋、時々行き止まりすらあり、方向があっているか不安になることもあります。

でも大丈夫。道に迷うのもベネチア観光の楽しみの一つです。

方向が分からなくなったら建物の壁などに表示された「to Piazza San Marco」の小さな看板をたどって進んでいけば大丈夫です。

ベネチアングラス

ベネチアングラスの宝飾品が美しいお店

サンマルコ広場へ向かって歩いて行くと、ベネチアングラスやベネチアンマスク、宝飾品店など、ベネチアならではのショップが立ち並ぶエリアへ出ます。

商品もディスプレイも日本にはないセンスが感じられ、思わず見入ってしまう美しさです。

ベネチアングラスのピアスやペンダントヘッドなどは数千円くらいから購入が可能なので、自分用のお気に入りを探してみるのも楽しいです。

海鮮と白ワイン

brown bread with tomato and green vegetable on brown wooden table

海に囲まれたベネチアは新鮮な魚介類の宝庫です。
海鮮料理のレストランがあちこちにあるのですが、料金はかなりお高目。

私のおすすめはバーカロと呼ばれるベネチア独特の立ち飲み居酒屋です。


イタリアではリストランテ(Ristorante)は少し高級店、トラットリア(Trattoria)は大衆食堂、バーカロ(Bacaro)は立ち飲み居酒屋といった感じです。

普通のレストランの立ち飲みスペースもバーカロと呼ばれたりします。

もともとは地元の漁師さんが漁の終わりに軽いつまみと立ち飲みワインで一休みしたことが始まりで、軽く小腹を満たすのにぴったりの軽食スタイルです。

パンに魚介やピクルスなどを載せたブルスケッタスタイルのおつまみと、魚介に合う辛口白ワインが定番メニューです。

サンマルコ広場

迷宮のような路地を抜けると、目的地サンマルコ広場に出ます。

広場の正面に立つのがサンマルコ寺院です。
ビザンチン様式の傑作と呼ばれるこの寺院は荘厳なシルエットと精緻で鮮やかな彫刻の数々に飾られる大変美しい寺院です。

左手に立つのはムーア人の時計塔
正午にはからくり時計とともに美しい鐘の音が鳴り響きます。

右側にそびえる高さ98mのレンガ色の塔は、ベネチアのシンボルサンマルコの鐘楼
エレベーターで展望台まで上ることができ、そこからベネチアの街と周辺のラグーナの素晴らしい眺望が広がります。

多少チケット購入の列が長くても、必ず上って見てくださいね

入場料
大人8€
子ども4€
6歳以下 無料

広場をゆっくり堪能したら、ヴァポレット(水上タクシー)に乗ってサンタルチア駅へ向かい、帰路につきます

ベネチア旅行での注意点などは以下の記事に書いています。

イタリア ベネチア観光で注意すべき6つのこと

まとめ

aerial photography of people walking in white and brown buildings during daytime
サンマルコの鐘楼からの素晴らしい眺め

アドリア海の貴婦人と呼ばれる美しい都市ベネチア。
ミラノやフィレンツェから日帰りで観光できる手軽さも人気です。

ミラノ、フィレンツェからは国鉄トレニタリアまたは私鉄イタロで2時間から2時間半の鉄道旅です。

ベネチアの楽しみ方は以下の二通りがあります

  • 歩いて観光:入り組んだ細い小道が続き、数百もの水路にかかる橋が渡された迷宮のようなベネチアの街。
    ベネチアングラスやベネチアンマスクの小さなお店が軒を連ねる旧市街をさまよい歩きながら、歴史に思いをはせることができます。
  • 船で観光(ゴンドラ、水上タクシー):美しい街並みを水上から眺めたり、ラグーナの他の島々へ行くことができます。
    歩いて観光した後、帰りに水上タクシーで駅に向かいながら水上の景色を眺めるのがおすすめです。

水の都ベネチアは海の幸が豊富

  • バーカロ:ブルスケッタと辛口白ワインを気軽に楽しめる立ち飲み居酒屋。

サンマルコ広場の3つの歴史的建物は必見です

  • サンマルコの鐘楼
  • サンマルコ寺院
  • ムーア人の時計塔

世界的に唯一と言われる水上に作られた都市ベネチアの街を、陸路から、また水上から眺めることで、この街がどれほど美しくそして価値ある都市なのかが分かっていただけるはずです。

近年観光客の殺到によるオーバーツーリズムに悩まされてきたベネチア。
美しいこの街を次の世代に残すため、土地や土地の人に敬意を払って観光しましょう

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